鉄筋工事の流れ
自社工場で加工図をもとに鉄筋を加工し、
建設現場で組立てを行っています。
鉄筋コンクリート(RC)構造の建物において、鉄筋はコンクリートと一体となって引張応力、圧縮応力、せん断応力などを発揮し、耐力と強靭性を生み出します。当社では建物の設計図をもとに自社工場で鉄筋を加工し、現場での組立てまでを行っています。
- 加工図の作成
- 設計図をもとに、材質、切断長さ、曲げ角度、本数など、鉄筋をどのように加工するか、加工図の作成をまず行います。
- 加工
- 加工図をもとに、自社工場で機械を使って鉄筋を切断・曲げ加工をします。加工した鉄筋は、施工日に合わせて現場まで運搬します。
- 組立・施工
- 工場から運ばれた鉄筋を施工図面、加工図をもとに現場にて、基礎、柱、梁の順に結束線を用いて組立てていきます。
- コンクリートの打設(他社)
- 当社が鉄筋を組立てた後、型枠大工が鉄筋の周りに型枠を組み、型枠の中にコンクリートを流し入れていきます。
事業内容
鉄筋工事(建築・土木 )
鉄筋工事はビルや橋梁、高速道路などの
骨組みをつくる重要な役割を担う工事です。
鉄筋工事とは、RC(鉄筋コンクリート)造、SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造、S(鉄骨)造など、鉄筋を必要とする建設物をつくる際、設計図面をもとに鉄筋を加工し、それを現場で組立てていく工事です。
橋梁床版工事
直径10〜32mmほどの異形鉄筋を、自社加工場で加工して、現場で縦横75〜250mm間隔程度に配筋し、結束線などで結束固定します。
住宅基礎工事
直径10~16mmほどの異径鉄筋を、自社加工場で加工して、現場で縦横100~300mm程度の間隔で配筋します。その後、コンクリートを流し込むことで強度が高まり、丈夫な住まいの基礎が出来上がります。
鉄筋工事とは
鉄筋コンクリートでつくる構造物としては、橋・道路・擁壁・トンネル・倉庫・ビル・鉄塔(タワー)の基礎・個人の家などたくさん存在しています。それらは鉄筋とコンクリートが合体することで強固な構造物になっています。たとえば高速道路の橋梁(ピーア)や、新幹線をはじめとした鉄道の橋梁(ピーア)も鉄筋コンクリートでできた構造物です。
鉄筋とコンクリートが合体すれば、岩より頑丈になりしかも柔軟性にも優れます。高強度ゆえ地震や台風などの自然災害にも耐えられる構造物に生まれ変わります。その鉄筋を組み立てて、ビルや橋など構造物の完成にひと役かっているのが鉄筋工事です。
橋やトンネルもそうですが、学校・病院・テナントビル・マンションなどの構造物のなかで、いちばん大切な役割を担っているのが鉄筋です。設計図を描くとき、上からの重圧や横からの重圧・風圧・地面の固さなど、いろいろな要素を勘案して計算(構造計算)します。どのくらいの太さの鉄筋を何本使って、○○cmピッチにして、と法律に定められている基準に添って設計します。鉄筋工はその設計図にしたがい、設計図通りに鉄筋を組み立てていくのです。
鉄筋を組み立てたらその周りに板で枠をつくり箱型にします。枠の中には組み立てた鉄筋が入っています。その中にコンクリートを流し込みます。何日か経ってコンクリートが固まったらその枠を外します。構造物の完成です。このような構造物をパーツごとに組み立てコンクリートを流し込むことで、いろいろな構造体(ビルとか橋とか)が完成します。このように鉄筋工事はとても大切な仕事であり、よって魅力的な仕事でもあるのです。
これで鉄筋工事とはどんなことをする仕事かおわかりいただけましたか? それでもまだイマイチわからないという方は、会社にお越しくだされば丁寧にお教えいたします。
鉄筋工とは
鉄筋工事を施工する ―――
鉄筋工は修練し、知識を得、そして経験を積み重ねるごとにプロになっていきます。
そして鉄筋工事に携わったことがない人にはできない……ことが鉄筋工にはできるのです。
これがプロです。職人さんです。
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